モブが多くて重いときは、まずserver.propertiesのシミュレーション距離を既定の10から6〜8に下げます。処理されるチャンクが減り、湧く数も減ります。 Paper/Spigotなら、さらにbukkit.ymlで上限(既定は敵70)、spigot.ymlで湧く範囲(既定は8チャンク)を直接変えられます。 Forge/NeoForgeのMODサーバーには上限を変える標準設定がないので、シミュレーション距離とMOD側のスポーン設定で調整します。数値は各設定ファイルの既定値(2026-09-06時点)です。
どの層で何を変えるか
モブの数を決める設定は3つの層に分かれています。
| 層 | ファイル/コマンド | 変えられること |
|---|---|---|
| バニラ共通 | server.properties | シミュレーション距離、描画距離、難易度、敵/動物の湧きON/OFF |
| バニラ共通 | ゲームルール(/gamerule) | 湧き全体のON/OFF、敵だけOFF(1.21.9〜)、スポナーのOFF(1.21.9〜) |
| Paper/Spigot系 | bukkit.yml / spigot.yml / paper-world-defaults.yml | モブキャップの数値、スポーン範囲、消滅距離、プレイヤー単位の上限 |
Forge/NeoForgeのMODサーバーで使えるのは1層目と2層目だけです。3層目にあたる調整はMOD側のconfigで行います。
第1層: server.properties
| 項目 | 既定 | 効果 |
|---|---|---|
| simulation-distance | 10 | この距離(チャンク)の外は処理されず湧きも止まる。負荷対策の第一手 |
| view-distance | 10 | 描画される距離。湧きには直接関係しないが通信量に効く |
| difficulty | easy | peacefulにすると敵が湧かない(26.2ではピースフルでも湧く例外あり) |
| spawn-monsters | true | 敵の湧きON/OFF |
| spawn-animals | true | 動物の湧きON/OFF |
| spawn-npcs | true | 村人のON/OFF |
第2層: ゲームルール
| ゲームルール | 既定 | 効果 | 対応バージョン |
|---|---|---|---|
| doMobSpawning | true | 自然湧き全体のON/OFF | 全バージョン |
| spawnMonsters | true | 敵だけOFF(動物は残る) | 1.21.9以降 |
| spawnerBlocksEnabled | true | スポナーブロックの動作 | 1.21.9以降 |
| maxEntityCramming | 24 | 1マスに詰まった数の上限(超えると窒息ダメージ) | 全バージョン |
| mobGriefing | true | クリーパー爆発・エンダーマンの持ち去り等 | 全バージョン |
1.20.1には敵だけを止めるゲームルールがありません。server.propertiesのspawn-monstersか難易度で対応します。
1.21.9以降はコマンド1つで敵だけ止められるので、イベント中だけ敵を止める運用がしやすくなりました。
第3層: Paper/Spigot系の設定
モブキャップ(bukkit.yml)
spawn-limits:
monsters: 70
animals: 10
water-animals: 5
water-ambient: 20
water-underground-creature: 5
axolotls: 5
ambient: 15
ticks-per:
monster-spawns: 1
animal-spawns: 400
既定値はバニラの規則と同じです(スポーン仕様まとめ)。 敵の上限を70から50に下げれば敵が減ります(monsters)。湧きの試行間隔を1tickから2tickにすれば、湧く頻度が半分になります(monster-spawns)。 トラップ用に上限を上げることもできますが、上げた分だけ負荷は増えます。
スポーン範囲(spigot.yml)
world-settings:
default:
mob-spawn-range: 8
モブはプレイヤーの周囲8チャンク以内に湧きます(mob-spawn-range、既定8)。シミュレーション距離より大きくはできません。 範囲を小さくすると、湧きがプレイヤーの近くに集中してトラップ効率が上がります。 ただし拠点周辺の湧き潰しが甘いと、拠点の近くに敵が増えます。
消滅距離とプレイヤー単位の上限(paper-world-defaults.yml)
entities:
spawning:
per-player-mob-spawns: true
despawn-ranges:
monster:
soft: 32
hard: 128
- per-player-mob-spawns: 上限をプレイヤーごとに配分し、人が密集した場所にモブが偏らないようにする。マルチでは有効のまま推奨
- despawn-ranges: softはプレイヤーから32マス離れると確率で消える距離、hardは128マス離れると即消える距離。バニラと同じ既定。敵を減らしたいならhardを下げる
MODサーバー(Forge/NeoForge)の場合
Forge/NeoForge本体には、モブキャップを直接変える標準設定がありません。使える手は次の3つです。
- シミュレーション距離を下げる(server.properties)。最も確実で副作用が少ない
- MOD側のスポーン設定を絞る。モブ追加MODやポケモン系はconfigにスポーン率・上限があることが多い(モブ追加MODの推奨スペック、Cobblemonサーバーの推奨スペック)
- sparkで計測して、どのモブが多いかを数値で確認してから減らす(重いときの対処法)
設定で戻らないならスペック
シミュレーション距離を下げ、上限を絞っても重いなら、サーバーの1コア性能が足りていません。 モブのAI処理は1コアで回るので、メモリを足すよりCPU世代の新しいプランに移すほうが効果があります。 目安は有名MOD別の推奨スペック早見表にまとめています。
Official site
設定で戻らない重さはCPU側。時間課金で上位プランを試してから決められます
【ConoHa for GAME】マルチプレイがかんたんにすぐ遊べるゲームサーバープラン価格は公式サイトで要確認(2026-08-22時点の表記)
よくある質問
- Q. 設定を変えたのに反映されないのはなぜ?
- A. server.propertiesとyml系は再起動が必要です。ゲームルールは即時反映ですが、ワールドごとに保存されるので別ワールドには効きません。
- Q. トラップの効率を上げるにはどこを触る?
- A. Paper系なら
mob-spawn-rangeを小さくして、湧きを待機位置の近くに集中させます。あわせて周囲の湧き潰しを徹底します。上限(monsters)を上げると負荷も増えます。 - Q. 1.20.1のPaperでも同じ設定が使える?
- A. 使えます。paper-world-defaults.ymlの構成は1.19以降ほぼ同じです。バージョンで項目名が変わることがあるので、生成されたファイルのコメントを確認してください。
3層のどこを触っているかが分かれば、モブ数の調整は再起動1回で終わります。 湧きの規則そのものはJava版モブのスポーン仕様まとめ、 最新版で増えたモブは1.20.1と最新版で変わったモブ一覧へ。