Paperサーバーは、公式サイトからjarを1個ダウンロードし、起動してeulaに同意するだけで立ちます。インストーラは要りません。 Paperはバニラ互換の高速化サーバーで、プラグインが使えます。Forge/FabricのMODは動きません。 バージョンはプラグイン対応が揃う1.21.11を選びます(2026-08-26時点)。Javaは1.21.11ならJava 21、26.x系ならJava 25です。24時間サーバーにするなら、最初からVPS上で同じ手順を実行します。

バニラのserver.jarのまま運用を続けた場合の制約

公式のserver.jarでも友達とのマルチプレイはできます。 ただし、人数が増えて重くなっても打てる手がほとんどありません。荒らしに遭っても、ログも巻き戻しの手段もありません。

Paper(ペーパー)に乗り換えると、ワールドはそのままで動作が軽くなります。 権限管理や荒らし対策などの「プラグイン」を後から自由に足せます。 この記事では、Paperサーバーの設置からプラグイン導入の入口までを通しで解説します。

Paperの位置づけ(バニラ互換の高速化サーバー)

Paperは、バニラと同じワールド・同じ遊び方を保ったまま内部処理を最適化したサーバーソフトです(PaperMC公式)。 プラグインに対応していて、プラグインサーバーの事実上の標準になっています。

バニラ Paper Forge/Fabric
動作の軽さ ふつう 軽い MOD次第
プラグイン 不可 対応 不可
MOD 不可 不可 対応

プラグインはサーバー側だけで完結します。 参加する友達は普通のMinecraftのまま入れます。Forgeのように全員が同じMOD構成を用意する手間がありません。 MODで遊びたい場合は、ForgeかFabricのサーバーを選びます。

バージョンの選び方: 1.21.11と26.2

2026年からMinecraftのバージョン番号は「26.1」のような年ベース表記に変わりました。 1.21.11が最後の「1.x」表記です(出典: Minecraft公式の告知、2026-08-26時点)。

Paper本体は最新の26.2に対応済みです(公式ダウンロードページ、2026-08-26時点)。 プラグイン側の対応には差があります。たとえば定番のEssentialsXは1.21.11までの対応です(出典: Modrinth配布ページ、2026-08-26時点)。

迷った場合は1.21.11を選びます。定番プラグインの対応が揃っています。 ViaVersionというプラグインを足せば、26.x系クライアントの友達も接続できます。 使いたいプラグインがすべて26.x対応済みと確認できた場合は、26.2を選んでも問題ありません。

STEP1: Javaを準備する

必要なJavaのバージョンはサーバーのバージョンで決まります(出典: Paper公式ドキュメント、2026-08-26時点)。

  • 1.20〜1.21.11 → Java 21
  • 26.1以降 → Java 25

導入方法はForgeのときと同じです。

  • Windows(自宅PC): Adoptiumから「Temurin 21 (LTS)」のインストーラを入手して実行
  • Ubuntu(VPS): sudo apt install -y openjdk-21-jre-headless

導入後、java -version で21系(26.x系サーバーなら25系)が表示されれば準備完了です。

STEP2: Paper本体をダウンロードする

papermc.io/downloadsでバージョンを選び、jarを1個ダウンロードします。 Forgeと違って、インストーラも広告ページもありません。 空のフォルダ(例: C:\paper-server)を作り、そこにjarを置いてください。 以降はファイル名を paper.jar に変えた前提で進めます(変えなくても動きます)。

STEP3: 起動スクリプトとeula同意

起動コマンドは公式ドキュメントの推奨形をそのまま使います(例は4GB割当)。

java -Xms4G -Xmx4G -jar paper.jar --nogui

この1行を書いたファイルを、Windowsなら start.bat、Linuxなら start.sh として作っておくと、次回から1回の操作で起動できます。 割当メモリの考え方はサーバーのメモリ目安にまとめています。プラグイン鯖はMOD鯖より少ないメモリで足ります。

初回起動は数秒で止まります。失敗ではなく、eula.txt への同意待ちです。 MinecraftのEULAを確認のうえ、eula=false を eula=true に書き換えて保存し、もう一度起動してください。 コンソールに Done (◯◯s)! が出れば成功です。停止は stop と入力します。ウィンドウを閉じるだけの強制終了はワールドを壊すことがあります。

STEP4: 最初に触る設定は最小限で足りる

最初に触るのは server.properties の3項目だけで足ります。

  • max-players … 最大人数
  • view-distance … 描画距離。重いときは10→8に下げる
  • white-list … true にして招待制に(荒らし対策の基本)

Paper固有の設定は2つのファイルにあります。サーバー全体の設定が config/paper-global.yml、ワールド別の既定が config/paper-world-defaults.yml です(出典: Paper公式ドキュメント)。 昔の解説記事にある paper.yml は旧仕様です。

STEP5: プラグインを入れる

サーバーを停止した状態で、フォルダ内の plugins フォルダにプラグインのjarを入れて再起動します。 参加者側の作業はありません。

注意点はMODサーバーと同じ3つです。公式配布ページからだけ入手する。対応バージョンを確認する。数個ずつ入れて起動確認する。 何を入れるかはおすすめプラグイン10選で役割別(権限・荒らし対策・保護など)に紹介しています。

バニラと挙動が違う箇所(装置を使う場合)

Paperでは、TNT複製などのバグ利用系装置が既定で動きません。最適化とバグ悪用対策のためです。 一部は paper-global.yml の設定で挙動を戻せますが、公式は「非対応設定」と位置づけています。 一般的な装置はおおむね動きます。ただし、スポーン挙動の細部が変わって効率が落ちる例はあります。 装置の稼働率を重視した24時間運用の考え方は放置装置と24時間サーバーで解説しています。

ローカルとVPSの使い分け

まず1人で試すなら自宅PCで足ります。 自分がいない時間も友達が遊べる常設サーバーにするなら、VPSを使います。自宅PCの常時起動には電気代とポート開放の問題があります。 手順はこの記事のままで、STEP1のUbuntuコマンドを使います。選び方はマイクラ向けVPS比較にまとめています。

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プラグイン中心のPaperサーバーなら4GBプランが起点。人数や装置が増えたら8GBへ

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よくある質問(FAQ)

Q. スマホやSwitchの統合版の友達も入れる?

Paper単体では入れません。Geyserというプラグインを足すと、統合版から接続できます。 手順と制限は統合版と一緒に遊ぶ方法で解説しています。

Q. 今のバニラワールドは引き継げる?

引き継げます。バニラの world フォルダをPaperのフォルダに置くだけで、そのまま読み込まれます。 注意点が1つあります。Paper系はネザーとジ・エンドを別フォルダ(world_nether 等)に分けて保存するため、将来バニラに戻すときはひと手間かかります。 移行前にはバックアップを取ってください。

Q. プラグインとMODは同時に使える?

使えません。Paperはプラグイン専用、Forge/FabricはMOD専用で、土台が別物です。 MODで遊びたい場合はForgeサーバーの立て方を参照してください。


plugins フォルダに最初の1個を入れて再起動し、コンソールにプラグインの読み込みログが流れれば完了です。 権限管理や荒らし対策を後から足せるサーバーになっています。

次に読む:

IPアドレスの代わりに独自ドメインで接続させる方法はサーバーに独自ドメインを設定するを参照してください。