まず「誰が入れないか」で切り分ける
「今夜こそマルチやろう」と通話に集まったのに、友達の画面には接続エラー。 原因探しで30分溶けて、結局その日は解散——マルチ初日の“あるある”です。
やみくもに設定をいじる前に、1つだけ確認してください。
- 入れないのが特定の1人だけ → その人のゲーム側の問題(チェック①〜④)
- 全員が入れない(ホストの自分は入れる) → サーバー側の問題(チェック⑤⑥)
このチェックリストは知恵袋などで観測される質問の頻度順に並べています。 上から順に潰していきましょう。
チェック①: Java版と統合版が混ざっていないか
最も多く、そして最も気づきにくいのがエディション不一致です。 MinecraftにはJava版(PC専用)と統合版(Switch・スマホ・PS・Xbox・Win10/11)の2種類があり、 互いのサーバーには一切接続できません。エラー以前に、サーバーが一覧に出ないこともあります。
確認方法
- タイトル画面に「Java Edition」と書いてあればJava版
- Switch・スマホ・PS・Xboxでプレイしている友達は全員統合版
- サーバー側は、立てたときに選んだソフトで決まります(
server.jarならJava版、bedrock_serverなら統合版)
解決方法
- 全員が同じエディションを使う(PCの友達に統合版を入れてもらう、など)
- Java版サーバーに統合版から入りたい場合は「GeyserMC」(エディション間を橋渡しするプラグイン)という手段もありますが、導入は中級者向けです
チェック②: バージョンは全員一致しているか
サーバーが1.20.1なら、クライアントも1.20.1ぴったりに揃える必要があります。 1.20.4や1.21では入れません。接続画面に「Outdated client」「Outdated server」と出たらこれです。
確認方法
- サーバー側: 起動ログの先頭、またはダウンロードした
server.jarのバージョン - Java版クライアント: ランチャーの「起動構成」でバージョンを確認
- 統合版は自動アップデートのため、片方だけ更新済みでズレるパターンが多発します
解決方法
- Java版はランチャーの「起動構成」→「新規作成」でサーバーと同じバージョンを選んで起動する
- 統合版は全員が最新版までアップデートする(サーバー側の更新も忘れずに)
チェック③: MOD構成は「完全に」一致しているか
MODサーバー(Forge/Fabric)では、バージョンが合っていても MODローダーの種類・MODの一式・各MODのバージョンまで一致しないと弾かれます。 接続画面に赤い✕印やMOD名入りのエラーが出るのが典型です。
確認方法
- 全員が同じローダー(ForgeかFabricか)+同じローダーバージョンか
modsフォルダの中身がサーバーの想定と同じか(1個の過不足でも失敗することがあります)
解決方法
- ホストが自分の
modsフォルダをzipで配布し、全員がそのまま差し替えるのが最も確実です - 影MOD(シェーダー)や小物のクライアント専用MODは入っていても大丈夫なことが多いですが、切り分け中はいったん外しましょう
| Java版サーバー | 統合版サーバー | Forge/Fabricサーバー | |
|---|---|---|---|
| Java版(同バージョン) | 動作 | 不可 | 条件付 |
| Java版(別バージョン) | 不可 | 不可 | 不可 |
| 統合版(Switch/スマホ/PS/Xbox) | 不可 | 動作 | 不可 |
2026-08-22時点の一般仕様の整理。「条件付」=サーバーと同一のMODローダー・MOD構成を導入すれば接続可
チェック④: IPアドレスとポートの入力は正しいか
意外なほど多いのが、ただの入力ミスです。
確認方法
- 数字の
0と英字のO、全角文字、前後の空白が混ざっていないか - ポート番号はJava版の既定が25565、統合版が19132。サーバー側で変えていない限りこの値です
- ホストと同じ家(同じWi-Fi)から入る人は、グローバルIPではなくローカルIP(192.168.〜)で接続する必要があります
解決方法
- IPアドレスはチャットでコピペ共有し、手打ちをやめる
IPアドレス:ポート番号(例203.0.113.10:25565)の形式で貼ってもらうと事故が減ります
チェック⑤: ポート開放はできているか(自宅サーバーの場合)
自宅PCでサーバーを立てている場合の最大の壁です。 外部から自宅のサーバーに届くようにする設定が「ポート開放」で、 これができていないとホスト本人は入れるのに友達は全員入れないという症状になります。
確認方法
- ポート開放確認サイトで25565(統合版は19132)が「開いている」と判定されるか
- ルーターの設定画面に、サーバーPCのローカルIPへのポート転送(ポートフォワーディング)設定があるか
解決方法
- ルーターの説明書に沿ってポート転送を設定する(機種ごとに手順が異なります)
- ルーターが2段になっている(二重ルーター)場合は両方に設定が必要です
- マンションの共有回線や一部のモバイル回線では、契約上ポート開放自体が不可能なことがあります。この場合、自宅サーバーでは解決できません
なお、VPS(レンタルサーバー)で立てたサーバーは最初から外部に公開されているため、 ポート開放という工程そのものが存在しません。 ルーター設定で詰まり続けている場合の選択肢として、 ポート開放なしでマルチサーバーを立てる方法も参考にしてください。
チェック⑥: ホワイトリストとファイアウォール
最後はサーバー側の“門番”の設定です。
ホワイトリスト(許可した人しか入れない機能)が有効だと、登録されていない友達は 「You are not white-listed on this server!」と表示されて弾かれます。
- 確認:
server.propertiesのwhite-list=trueになっているか - 解決: サーバーコンソールで
whitelist add <友達のMinecraft ID>を実行するか、white-list=falseにする
ファイアウォールは、サーバーPC側のセキュリティソフトやOSがJavaの通信をブロックしているケースです。
- 確認: Windowsの「ファイアウォールとネットワーク保護」でJava(またはサーバーソフト)の受信が許可されているか
- 解決: 受信の規則でポート25565(TCP)を許可する。セキュリティソフト側にも同様の設定がある場合があります
ここまで順に確認すれば、「入れない」の大半は原因にたどり着けます。 サーバーリストの画面が緑のアイコンに変わり、ワールドに友達の名前がぽんと表示されたら解決です。 今夜の冒険を楽しんでください。
次に読む:
- MODサーバーをこれから立てるなら → Forgeサーバーの立て方
- 入れたけど動きがカクカクする → MODサーバーが重い時の軽量化手順