独自ドメインを設定すると、友達に教えるアドレスが「203.0.113.7」から「play.example.com」に変わります。サーバーを引っ越してもアドレスは変わらないので、IPが変わるたびに全員へ連絡する作業がなくなります。 必要なのはドメインの取得(年額)とDNSレコード2つ(AとSRV)で、作業は30分かかりません。SRVレコードはJava版だけが読みます。統合版サーバーではAレコードとポート番号の直接入力で運用します。
マイクラサーバーにドメインを付けると変わること
サーバーを立てた直後は、IPアドレスをそのまま友達に送る人が多いです。 IPアドレスのままで運用を続けると、次の3つの手間が出てきます。
- VPSを乗り換えるとIPが変わり、全員に新アドレスを配り直す
- 「アドレスなんだっけ?」に毎回スクショで答える
- 数字の打ち間違いで「入れない」という連絡が来る
独自ドメインは、この3つの手間をなくします。
接続先をplay.example.comのような覚えやすい名前にして、名前とIPの対応はDNSで管理します。
サーバーを引っ越したときは、DNSの向き先を変えるだけで全員がそのまま入れます。
手順1: ドメインを取得する
ドメインは登録事業者(レジストラ)で取得します。国内シェアが大きいのはお名前.comです。
- 好きな文字列で検索して、空いていれば取得できます
- 費用は取得費(初年度)と更新費(2年目以降)に分かれます。取得費が安くても更新費が高いTLD(末尾)があるので、更新費まで確認します(2026-08-31時点の一般的な注意点)
.comや.netが定番です。遊び用途なら安いTLDでも使い勝手は変わりません
Official site
サーバー名にしたい文字列が空いているか、先に検索だけしておくと決めやすくなります
【お名前.com】ドメインの空き状況を検索してみる取得費・更新費はTLDにより異なります(申込画面で要確認)
手順2: Aレコードを設定する
取得したドメインの管理画面(DNS設定)で、サーバーのIPアドレスに向けたAレコードを作ります。
種別: A
ホスト名: play (play.example.com にする場合)
値: 203.0.113.7 (あなたのVPSのIPアドレス)
TTL: 3600
ポートが既定の25565なら、Aレコードだけで接続できます。
マルチプレイのサーバーアドレス欄にplay.example.comを入れます。
手順3: ポートが25565以外ならSRVレコード(Java版)
サーバーのポートを変えている場合や、1つのIPで複数サーバーを動かしている場合は、SRVレコードを足します。 SRVレコードがあると、参加者はポート番号を入力しなくて済みます。
種別: SRV
サービス名: _minecraft._tcp.play (play.example.com 用)
優先度: 0 / 重み: 5
ポート: 25565 (実際のポート番号)
ターゲット: play.example.com
反映確認と、うまくいかないときの切り分け
設定後、反映まで数分からTTLの秒数だけ待ちます。確認は次の順で進めます。
nslookup play.example.comを実行し、AレコードがVPSのIPを返すか確認する- マイクラのサーバー一覧に
play.example.comを追加して接続する - 入れない場合は、IP直打ちで入れるかを確認する。IPで入れるならDNS側、IPでも入れないならサーバー側の問題です
サーバー側の問題だった場合の切り分けは、サーバーに入れないときのチェックリストにまとめています。
よくある質問
- Q. 無料のダイナミックDNSではだめ?
- A. 動きます。ただし無料サービスは提供終了や仕様変更が起きることがあり、サブドメイン名も選べません。年額の安いTLDなら数百円程度からなので、常設サーバーなら独自ドメインを勧めます。
- Q. サーバーのIPが変わったら何をすればいい?
- A. Aレコードの値を新しいIPに書き換えるだけです。友達側の操作は不要で、TTLの時間が過ぎれば自動的に新サーバーへ繋がります。
- Q. ドメインがあるとWebサイトも作れる?
- A. 作れます。同じドメインで
play.はサーバー、www.は参加案内ページ、という使い分けができます。サーバーのルール置き場に使えます。
play.で始まる自分のサーバー名を友達に送れるようになれば、アドレスまわりの手間はほぼなくなります。
ドメインが決まったら、次はサーバー本体の運用を整えます。
構築がまだならForgeサーバーの立て方、プラン選びならマイクラ向けVPS比較が参考になります。