最初に入れるプラグインは、LuckPerms(権限)・EssentialsX(基本コマンド)・CoreProtect(荒らし対策)の3つです。プラグインはサーバー側だけで動くので、参加する友達は何も導入しなくて済みます。 前提はPaperなどのプラグイン対応サーバーで、ダウンロードは公式配布ページからだけ行います。サーバーのバージョンは、プラグインの対応が揃う1.21.11が無難です(2026-08-26時点)。

プラグインを入れる理由: 荒らし対策と遊びやすさ

マルチサーバーの運営で最も困るのは、荒らしや事故でワールドが壊れたときに、ログも巻き戻し手段もない状態です。 プラグインを入れておくと、誰が何をしたかを記録し、コマンドで巻き戻せます。 「ホームコマンド」「土地の保護」のように、遊びやすさを足すプラグインもあります。

この記事では、何年も定番であり続けているプラグインだけを役割別に10個紹介します。 それぞれ1行で「何をしてくれるか」と公式配布ページを添えました。

前提: プラグインはPaper系サーバー専用

プラグインが動くのは、Paper(ペーパー)などのプラグイン対応サーバーだけです。 バニラのserver.jarやForge/FabricのMODサーバーでは動きません。 MODと違って、参加者側の導入が不要です。

サーバーがまだない人はPaperサーバーの立て方から始めます。 導入は「plugins フォルダにjarを入れて再起動」だけです。

権限・コマンドの土台(まずこの2つ)

LuckPerms(権限管理)

「誰がどのコマンドを使えるか」をグループ単位で管理する権限プラグインです。 ブラウザで編集できるWebエディタがあり、管理者・モデレーター・一般のような役割分けを簡単に作れます。 配布: luckperms.net

EssentialsX(基本コマンド集)

/home(自宅帰還)、/tpa(テレポート申請)、/warp、キット、簡易経済など、130以上のコマンドを一括で足せる定番セットです。 マルチサーバーでよく見るコマンドの大半は、EssentialsXだけで揃います。 対応は1.21.11まで(2026-08-26時点)。 配布: essentialsx.net / Modrinth

荒らし対策・保護

CoreProtect(ログと巻き戻し)

ブロックの設置・破壊・チェスト操作を記録し、「誰がいつ何をしたか」を調べられる荒らし対策プラグインです。 荒らされた範囲は、コマンド1つで巻き戻せます。 配布: Modrinth

WorldGuard(管理者による領域保護)

スポーン地点や共有施設など、管理者が指定した範囲を破壊禁止・PvP禁止にできます。 後述のWorldEditが前提です。 配布: enginehub.org

GriefPrevention(プレイヤー自身の土地保護)

プレイヤーが自分で自分の土地を保護(クレーム)できる仕組みを足します。 管理者がいちいち対応しなくても、他人の家は壊せない状態を作れます。 配布: Modrinth

建築・世界の管理

WorldEdit(範囲編集)

範囲を選択してコピー・貼り付け・一括置換ができるゲーム内マップエディタです。 整地や大型建築の補助として、サーバー管理者の多くが入れています。 配布: enginehub.org

Chunky(ワールドの事前生成)

未探索チャンクをあらかじめ生成しておくプラグインです。 探索時のチャンク生成は、マルチが重くなる主な原因の1つです。Chunkyで先に生成しておけば、探索中の重さが減ります。夜間に回しておく使い方が定番です。 配布: Modrinth

計測・互換・外部連携

spark(パフォーマンス計測)

「なぜ重いのか」を計測するプロファイラです。感覚ではなくデータで原因を特定できます。 Paper 1.21以降には最初から同梱されているため、その場合は導入不要で /spark tps などが使えます(出典: Paper公式ドキュメント、2026-08-26時点)。 配布: spark.lucko.me

ViaVersion(新しいクライアントの受け入れ)

サーバーより新しいバージョンのクライアントを接続できるようにします。 サーバーを1.21.11のまま維持しながら、最新26.x系で遊ぶ友達も受け入れられます。バージョン移行期のいまは特に役立ちます。 配布: viaversion.com / Modrinth

DiscordSRV(Discord連携)

サーバー内チャットとDiscordを相互に接続します。 遊んでいない時間もログイン通知や会話が見えるため、サーバーの過疎防止に役立ちます。 配布: Modrinth

導入時の注意点3つ

  1. 公式配布ページ以外からダウンロードしない。非公式ミラーにはマルウェアが混入した実例があります
  2. 対応バージョンを毎回確認する。サーバー本体のバージョンと配布ページの対応表記を突き合わせます
  3. 数個ずつ入れて起動確認する。一気に入れると、起動しなくなったときに原因を特定できません

導入手順そのものはPaperサーバーの立て方のSTEP5で解説しています。 プラグインを増やして重くなってきたら、sparkで計測しながらサーバーが重い時の対処法を参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 統合版(スマホ/Switch)の友達を入れるプラグインはある?

あります。Geyserを入れると、統合版クライアントからJava版サーバーに接続できます。 仕組みと制限は統合版クロスプレイの方法で解説しています。

Q. プラグインは何個まで入れていい?

明確な上限はありません。増えるほどメモリと管理の手間が増えます。 この記事の10個程度なら、一般的なサーバーで問題は出にくいです。 不調が出たら全部を疑わず、sparkで計測してから絞り込みます。

Q. MODサーバー(Forge/Fabric)でもプラグインを使える?

使えません。プラグインとMODは動く仕組みが別です。 MOD側で近い機能を探すか、遊び方に合わせてサーバーの種類を選び直します(MOD派はForgeサーバーの立て方へ)。


LuckPerms・EssentialsX・CoreProtectの3つが入れば、荒らされてもログから巻き戻せる状態になります。 サーバー構築がまだの人はPaperサーバーの立て方から、24時間稼働のサーバー選びはマイクラ向けVPS比較からどうぞ。