サーバーの費用を決めるのは、登録人数ではなく同時接続人数です。 同時接続50人なら、バニラで16GB(月3,428円)、MOD構成で32GB(月8,771円)が目安です。50人で割り勘すると1人あたり月69〜175円です(ConoHa for GAME・12ヶ月パス・2026-09-13時点)。 迷ったら時間課金で16GBを立て、実際の同時接続数を1週間見てから長期割引パスに切り替えます。

「50人」は同時に入る人数ではないことが多い

Discordに50人いる、部活で50人、配信の視聴者が50人。 50人の集まりで「50人が遊べるサーバーはいくらか」と調べると、まず高いプランの月額が目に入ります。

ただ、費用を決めるのは同時に接続している人数です。 50人が登録しているコミュニティでも、平日の夜に同時に入っているのは10〜20人、というサーバーが多いです(比率はコミュニティの性格で大きく変わります)。

最初に決めるのは、最大で何人が同時に入るかです。 常時50人が入り続ける前提でプランを組むと、月8,000円以上を払って空席だらけになります。

イベント日や配信中は、実際に50人が同時に入ります。 イベント日に耐えられる余裕を持たせるか、イベント日だけプランを上げるかは、記事の後半で扱います。

同時接続人数と必要メモリの目安

一般的な目安を、構成別・人数別に整理します。 数値はホスティング各社の公表目安と、コミュニティで広く使われる換算をもとにしています。 実測値ではなく、MODの重さやワールドの広さで前後します。

同時接続 バニラ・Paper 軽量MOD構成 大型MODパック
10人 4GB 6〜8GB 8〜12GB
20人 6〜8GB 8〜16GB 16GB
50人 16GB 16〜32GB 32GB以上
100人 32GB 32〜64GB 64GB以上・分割

人数が増えたときに負荷を決めるのは、各プレイヤーが読み込んでいるチャンクの量です。 50人がそれぞれ別の場所を探索していると、サーバーは50人分の周辺チャンクを同時に保持します。 全員が拠点に集まっているなら読み込む範囲が重なり、負荷はかなり軽くなります。

規模の考え方そのものはMODサーバーのメモリは何GB必要かに、MODごとの目安は有名MOD別の推奨スペック早見表にまとめています。

人数別の月額(ConoHa for GAME・2026-09-13時点)

各プランの月額です。長期割引パス12ヶ月の価格と、時間課金の単価を並べました。 価格はすべて2026-09-13時点で公式料金ページから確認した公表値です。

プラン パス12ヶ月の月額 時間課金 向いている規模
4GB 1,039円 6.6円/時 同時10人・バニラ
8GB 1,975円 13.2円/時 同時20人・軽量MOD
16GB 3,428円 24.2円/時 同時50人・バニラ
32GB 8,771円 48.4円/時 同時50人・MOD構成
64GB 17,156円 96.8円/時 同時100人・大型MOD

SSDは全プラン100GB(NVMe)。CPUはメモリに応じて2〜24コアです。 36ヶ月契約ならさらに数%下がりますが、途中解約はできません。コミュニティが3年続く見込みがなければ、12ヶ月で十分です。

同時接続50人の月額(構成別・12ヶ月パス)

ConoHa for GAME 長期割引パス12ヶ月・2026-09-13時点の公表値

データ表で見る
項目円/月備考
バニラ 16GB3428
MOD構成 32GB8771
大型MOD 64GB17156100人まで見据える場合

割り勘にすると1人いくらか

50人で費用を分ける前提なら、1人あたりの負担は次のようになります。

規模とプラン 月額 1人あたり
10人・4GB 1,039円 約104円
20人・8GB 1,975円 約99円
50人・16GB(バニラ) 3,428円 約69円
50人・32GB(MOD) 8,771円 約175円
100人・64GB 17,156円 約172円

人数が増えるほど1人あたりの負担は下がります。50人のコミュニティなら、1人月100〜200円です。 集金の手間はありますが、Discordのサーバーブーストと同じように集めて回しているコミュニティは珍しくありません。

Realmsは同時接続が最大10人(Java版)なので、50人規模では比較対象になりません。 Realmsから移る判断はRealmsでMODが使えない理由と代わりの選択肢にまとめています。

メモリ以外で50人規模に効く3つ

同じプランでも、設定で耐えられる人数が変わります。

描画距離(view-distance)を下げる。 描画距離を初期値の10から6〜8にすると(server.properties の view-distance)、1人あたりの読み込みチャンクが半分以下になります。 50人規模では最も効果の大きい設定で、見える景色はほぼ変わりません。 処理を行う距離(simulation-distance)も同様に下げられます。

サーバーソフトを選ぶ。 バニラのままより、Paperのほうが大人数の処理に向いた最適化が入っています。 MODを使わないならPaperサーバーの立て方が該当します。 MODが必要ならForgeやFabricを使います。ForgeやFabricでも、sparkで重い原因を特定する手順で、どこが詰まっているかを先に測れます。

エンティティの上限を決める。 50人がそれぞれ動物を殖やし、アイテムを落とすと、エンティティ数が万単位になります。 プラグインやMODで上限を設ける、定期的に整理する、といった運用が大人数では必要になります。

常時50人ではなく「イベント日だけ50人」なら

平日は10人で、週末のイベントだけ50人になるコミュニティなら、常時32GBを契約する必要はありません。

ConoHa for GAMEは時間課金のプランと長期割引パスを組み合わせられます。 平日用に8GBか16GBをパスで持ち、イベントの日だけ時間課金で上のプランを立て、ワールドデータを移す運用ができます。 32GBを時間課金で24時間動かした費用は約1,162円(48.4円×24時間)です。

ただしワールドの移動には手順があり、毎回やるのは手間です。 月に数回のイベントなら、最初から16GBで固定して描画距離を下げるほうが楽な場合もあります。 プランの変更方法はConoHaのプラン選びと料金の仕組みで扱っています。

100人を超えるなら1台では足りない

同時接続100人を1台のサーバーで処理するのは、64GBを積んでも厳しいです。 限界を決めるのはメモリではなく、先に書いたメインループの1スレッドです。

100人規模では、ロビー・サバイバル・ミニゲームのように複数のサーバーに分け、プロキシ(VelocityやBungeeCord)で束ねる構成が一般的です。 1台あたりの同時接続を30〜50人に抑え、台数で増やします。

50人なら、まだ1台で足ります。 100人が見えてきたら、その時点で分割を考えれば間に合います。

迷ったら、時間課金で16GBを1週間

同時接続の実数は、立ててみないと分かりません。 最初の1週間は時間課金で16GBを動かし、ピーク時の同時接続数とTPSを見る方法が確実です。 16GBを時間課金で1週間動かした費用は約4,066円(24.2円×168時間)です。

1週間見て、ピークが20人以下なら8GBのパスに落とします。30人を超えてMODも入れるなら32GBのパスにします。 測ってから契約すれば、大きすぎるプランに1年分を前払いする失敗が起きません。

Official site

時間課金で16GBを立てて同時接続数を測ってから、パスの容量を決める流れが最も無駄がありません

【ConoHa for GAME】マルチプレイがかんたんにすぐ遊べるゲームサーバー

時間課金・長期割引パス・プラン変更に対応(2026-09-13時点・公式サイト)

50人が同時に入った夜にTPS 20を保つために必要なのは、大きなプランより、同時接続の実数を知ることです。 サーバーが立ったら、次は独自ドメインを付けて、招待のたびにIPアドレスを配る手間を減らせます。