2026年9月のゲーミングデバイスは値上げが続いています。AI向け需要でメモリ(DRAM・GDDR7)が高騰し、GPU・BTO PC・携帯ゲーム機まで値上がりしました。 RTX 50 SUPERは出ておらず、次世代CPUも年末以降なので、待つ理由はほとんどありません。 マイクラで必要なのはGPUよりメモリと1コア性能です。値上がりの影響を最も受けるのはメモリ32GBの上乗せ費用なので、MODパックで遊ぶ人は構成を早めに決めたほうが安く済みます。
今月の要点
| 分野 | 何が起きているか(2026-09-21時点) |
|---|---|
| GPU | RTX 50 SUPERなし。GDDR7高騰でRTX 50・RX 9000とも値上がり。Q4にさらなる値上げの見込みという報道 |
| メモリ | DDR5 16GB×2が55,980円・32GB×2が89,980円。品切れで平均価格は上昇中 |
| CPU | 次世代はCore Ultra 400が年末〜2027年初頭、Zen 6 Ryzenは2027年(報道)。現行のRyzen 9000/Core Ultra 200Sが選択肢 |
| モニター | 32型4K・240Hz OLEDが複数社、RGBストライプ配列の新パネル、560Hz QD-OLEDは2027年 |
| マウス・KB | ロジクールG新製品(7月)、G PLAY 2026(9月24日)、SteelSeries Aeon Pro(9月25日) |
| ヘッドセット | 専門店の特集ではSONY INZONE・final・beyerdynamic・JBL等。軽量と低遅延ワイヤレスが軸 |
| 携帯機・据置 | Steam Machine国内発売(189,980円〜)、Steam Deck/ROG Xbox Ally値上げ、Switch 2は2,368万台 |
| マイクラ | Switch 2版が10月28日発売、Java版は26.1からJava 25・既定4GB、26.2でVulkan(実験的) |
この記事は、各社の公式発表と秋葉原の店頭価格調査(AKIBA PC Hotline!)をもとに、2026-09-21時点で確認できたことだけを書いています。 価格は日々動くので、購入前に必ず公式サイトと販売店で確認してください。
GPU: SUPERの見込みは薄く、値上がりが続く
RTX 50 SUPERは登場していない
2025年から噂されていたRTX 50 SUPERシリーズは、2026-09-21時点でNVIDIAの製品一覧にありません。 海外メディアはGDDR7メモリの不足とAI向け優先で延期または中止と報じています。NVIDIAからの公式な説明は確認できませんでした。 SUPERを待って安くなったら買う、という計画は現時点では成立しません。
値上がりの原因はメモリ
GPUに載るGDDR7・GDDR6の調達コストが2025年末比で大きく上がり、製品価格に上乗せされています。 秋葉原の新製品ニュースでは、MSIのRTX 5060 8GB(新リビジョン V1)が88,800円で登場しました(AKIBA PC Hotline! 2026-09-12)。 2025年の発売当初、RTX 5060は5万円台〜6万円台が中心でした。 さらに、TSMCの製造費引き上げを理由に2026年第4四半期に10%程度の追加値上げがあるという報道もあります(リーク情報のため確定ではありません)。
| GPU | マイクラでの位置づけ | 2026年9月の状況 |
|---|---|---|
| RTX 5050 / 5060 8GB | 影MODの低〜中設定。フルHDの標準 | 新ロットは8万円台の表示も。店頭最安は6万円台 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 影MOD中〜高設定・WQHD | GDDR7不足で在庫が薄いという報道 |
| RTX 5070 / 5070 Ti | 影MOD高設定・Distant Horizons併用 | 7月以降に値上がり |
| RX 9060 XT 16GB | RTX 5060 Ti相当。Radeonは影MODの互換性を確認 | 比較的安定 |
| RTX 5080 / 5090 | 4K・重い影MOD・配信併用 | 5090は国内80万円台の表示も |
価格はいずれも2026年9月上旬〜中旬の店頭・通販の表示です。カードのメーカーやロットで大きく変わります。 GPUごとの影MODの動き方は影MODおすすめ11選と必要スペックに整理しています。
メモリ・SSD: 値上がりの影響が最も大きい部品
2025年12月にDDR5メモリの店頭価格が1ヶ月で約2.8倍になり(PC Watch 2025-12-15)、2026年も高い価格が続いています。 原因はAIデータセンター向けのメモリ需要です。調査会社IDCなどは2027年も需給が厳しいと予測しています。
| 種類 | 最安値(2026-09-10・秋葉原) | マイクラでの目安 |
|---|---|---|
| DDR5-5600 16GB×2 | 55,980円 | バニラ〜MOD数十個 |
| DDR5-6000 16GB×2 | 61,480円 | 同上(Ryzen向けの定番速度) |
| DDR5-5600 32GB×2 | 89,980円 | 大型MODパック+配信 |
| DDR4-3200 16GB×2 | 30,800円 | 旧世代PCの増設 |
| DDR4-3200 32GB×2 | 64,980円 | 同上 |
出典: AKIBA PC Hotline!「9月前半のメモリ価格」(2026-09-10)。同記事によると、低価格品の品切れで平均価格は前回比11.9%上昇しています。
マイクラで大型MODパックを遊ぶなら、Javaに8GBを割り当てるために搭載32GBが目安です(MODサーバーに必要なメモリ量)。 BTOで16GBから32GBへの差額は、以前は1万円前後でした。いまは2〜3万円の上乗せになる構成が増えています。 それでも、メモリ単体の店頭価格で見ると、あとから買い足すより最初から32GBで組むほうが安く済みます。 メモリとSSDをメーカー直販で買う場合の価格は、下のリンクから確認できます。
Official site
メモリとSSDのメーカー直販。DDR5とNVMe SSDの現在価格を確かめる用途に
【シリコンパワーダイレクト】価格は変動します。購入前に公式サイトで確認してください(2026-09-30時点)
CPU: 次世代は年末〜2027年、現行世代で足りる
- Intel: デスクトップ向けの次世代「Nova Lake」はCore Ultra 400シリーズとして、2026年第4四半期の量産・年末〜2027年初頭の発売が見込まれています(ロードマップとリーク情報)
- AMD: Zen 6は2026年7月22日にサーバー向けEPYC「Venice」が先に発表されました。デスクトップ向けRyzenは2027年という報道です
2026年内に、マイクラ向けに買い替えるべき新CPUは出ません。 マイクラはシングルスレッド中心で1コアの速さが効きます。現行のRyzen 5 7500F・Ryzen 7 9700X・Core i5/Core Ultra 5クラスで足ります。 サーバーを自宅PCで同時に動かす場合だけ、コア数を1段上げます(マイクラが重いのはPCとサーバーどっち?)。
モニター: 32型4K・240HzのOLEDが出揃った
COMPUTEX 2026(2026年6月)では、Samsung Displayの新パネル「QD-OLED Penta Tandem」(発光層5層)とLG Displayの4層タンデムOLEDを使った新モデルが多数展示されました(4Gamer 2026-07-02)。
| 傾向 | 代表例 |
|---|---|
| 32型4K・240Hz OLEDの一般化 | ASUS ROG SWIFT OLED PG32UCWM、GIGABYTE AORUS ELITE FO32U24G、ASRock TCO27USA(27型) |
| RGBストライプ配列(文字がにじみにくい) | Alienware AW3226Q(32型4K・165Hz、2026-09-02発表・発売中) |
| 超高リフレッシュレート | MSI MPG 341CQR QD-OLED X36(34型・360Hz)、Alienware AW2527HX(24.5型・560Hz、2027年初頭) |
| 25型未満のOLED | ASUS ROG Strix OLED XG259QWPG Ace(24.5型・540Hz) |
マイクラでは、リフレッシュレートは144Hzあれば足ります。 OLEDの利点は2つです。暗い洞窟の黒が黒く表示されることと、影MODの光の表現がきれいになることです。 コマンド入力やチャットの文字の読みやすさを重視するなら、RGBストライプ配列の新世代パネルを選びます。 影MODを4Kで動かすにはRTX 5080級が必要です。モニターを4Kにするなら、先にGPUの予算を確認します(影MODのPC要件)。
OLEDまでは必要ないという場合、価格を抑えたゲーミングモニターの選択肢もあります。
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144Hz帯の液晶が中心。マイクラなら4Kより高リフレッシュレートを優先すると費用を抑えられます
Pixioのゲーミングモニター仕様と価格はリンク先で確認してください(2026-09-30時点)
マウス・キーボード・コントローラー
2026年夏〜秋の新製品(公式発表ベース)
| 製品 | 発売日 | 価格(税込) | 要点 |
|---|---|---|---|
| ロジクールG G304 X SUPERLIGHT | 2026-07-16 | 12,980円 | 59g、HERO 44Kセンサー、充電式で約130時間、LIGHTSPEED+Bluetooth |
| ロジクールG G316 X 98 有線 | 2026-07-16 | 19,580円 | 98キー日本語配列、最大8,000Hz、ホットスワップ対応リニア |
| SteelSeries Aeon Pro(ゲームパッド) | 2026-09-25 | 公式参照 | PC・Xbox・スマホの接続切り替え |
| HORI Arcade Classic Pro(Switch 2/Switch) | 2027年初春 | 公式参照 | スティック・トラックボール・パドルを付け替え |
出典: ロジクール プレスリリース(2026-06-25)、4Gamer(2026-09-15・16)。
ロジクールGは2026-09-03にBTOブランド「GALLERIA」との協業を発表しました。 9月24日1時(日本時間)のLogitech G PLAY 2026で新製品を発表し、同日19時には東京で体験イベントを開きます。 マウス・キーボードの買い替えを考えているなら、24日の発表を見てから決めても間に合います。
マイクラで効く要素
- マウス: 軽さとセンサー精度より、サイドボタンの数が効きます。ホットバーの切り替えやF3系のショートカットを割り当てると建築が速くなります
- キーボード: ラピッドトリガー(押し込み量で入力を切る機能)はFPS向けで、マイクラでは効果が小さいです。テンキーレスにして左手の可動域を広げるほうが実用的です
- コントローラー: 統合版とSwitch 2版はパッド前提です。Java版は標準では非対応で、Steam Inputやコントローラー対応MOD(ControlifyなどModrinthで配布)を足して遊びます
ヘッドセット: 軽量と低遅延ワイヤレスが軸
イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンが2026-09-17に更新したゲーミングヘッドセット特集では、次の機種が挙がっています。
| 機種 | 接続 | 特徴 |
|---|---|---|
| SONY INZONE H6 Air | 有線 | 背面開放型・約199g。長時間でも蒸れにくい |
| SONY INZONE H9 II | ワイヤレス | プロチーム監修、AIノイズリダクション |
| final VR3000 EX for Gaming | 2.4GHz | イヤホン型、25ms以下の低遅延、足音モード |
| beyerdynamic MMX 150 wireless | 2.4GHz+有線 | 約330g、最大50時間、Fnatic監修 |
| JBL Quantum 910 Wireless | 2.4GHz+BT+有線 | 50mmドライバー、2台同時接続 |
| Razer BlackShark V2 X | 有線 | 約240gの定番。予算を抑えたい人向け |
マイクラのボイスチャット用途では、音質より、マイクの位置が固定されることとノイズ抑制が効きます。 Simple Voice Chatにはノイズ抑制がないので、ブームマイク付きのヘッドセットを選びます。 選び方の全体はボイスチャット用ヘッドセット・マイクの選び方にまとめています。
携帯機・据置機: 値上げとSteam Machine
| 機種 | 2026年の動き | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Steam Machine | 2026-06-23に国内発売(KOMODO STATION) | 189,980円(512GB)〜264,980円(2TB+コントローラー) |
| Steam Deck OLED | 2026-06-01に再値上げ(3月に続き2回目) | 512GB 137,980円 / 1TB 167,980円 |
| ROG Xbox Ally | 2026-05-14に値上げ | 89,800円→129,800円 |
| ROG Xbox Ally X | 2026年2月に値上げ | 139,800円→169,800円 |
| Nintendo Switch 2 | 2026年6月末で累計2,368万台(任天堂IR) | 公式参照 |
Steam Machineはリビング向けの小型PCです。構成はセミカスタムのAMD Zen 4(6コア12スレッド)+RDNA 3 GPU(VRAM 8GB)、メモリ16GB、FSRで最大4K/60fpsです(GameSpark 2026-06-23)。 OSはSteamOSなので、Java版マイクラはLinux版ランチャーで動かします。影MODやMODパックの重さは、同価格帯のゲーミングPCと同じ考え方で見積もれます。 携帯機の値上げの理由は、各社とも部品コストと物流費と説明しています。値下がりを待つ根拠は今のところありません。
Minecraft Dungeons IIは9月29日
Minecraft Dungeons IIが2026年9月29日に配信されます。対応はSteam・Xbox Series X|S・PS5・Nintendo Switch・Switch 2で、Game Passには発売日から含まれます。 PC版の推奨環境はGTX 1060相当なので、マイクラ用に組んだPCならそのまま動きます。詳細はMinecraft Dungeons IIの発売日・価格・対応機種へ。
Switch 2版マインクラフトは10月28日
Mojangは2026-08-06に、Nintendo Switch 2向けに作り直したマインクラフトを10月28日に発売すると発表しました。 Vibrant Visuals(統合版の公式高画質モード)が標準のビジュアルになります。Super Mario Mash-upパックも対応更新され、既存Switch版のプレイヤー向けにアップグレードが用意されます(詳細は後日)。 画面分割プレイなど一部ではVibrant Visualsが使えない、と注記されています。 家族や友達がSwitch 2で入ってくるなら、Java版の鯖側はGeyserでのクロスプレイの準備を10月末までに済ませます。
今買うか、待つかの判断
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| バニラ・便利MODだけ、PCが古い | 今買う。GPUは要らず、メモリ16GBで足りる。値上がりの影響が最も小さい |
| 影MODを中設定で遊びたい | 今買う。RTX 5060級の代替が年内に出る見込みがない |
| 大型MODパック+影MOD | 今買う。32GBの上乗せが今後さらに上がる可能性のほうが高い |
| 4K・重い影MODで最高設定 | 待てるなら待つ。RTX 5080/5090の価格が最も不安定 |
| 携帯機でマイクラ | Switch 2版の10月28日を見てから。PC携帯機は値上げ後の価格が定着 |
| マウス・キーボード | 9月24日のLogitech G PLAYを見てから |
BTO各社はセール構成で値上がり分を吸収していることが多く、同じRTX 5060+32GBでも店と時期で数万円変わります。 マイクラ用ゲーミングPCの選び方の予算別構成と合わせて、セール中のモデルから選ぶと出費を抑えられます。
Official site
週替わりセールでメモリ・GPU値上がり分を吸収した構成が出ることがある。RTX 5060+32GBを軸に
ゲーミングPCは【FRONTIER】モデル・価格は2026-09-21時点。リンク先で要確認
Official site
エントリー〜ミドルの価格が抑えめ。影MOD中設定ならRTX 5060搭載機
コスパ×デザインで注目急上昇!BTOゲーミングPC【OZ GAMING】モデル・価格は2026-09-21時点。リンク先で要確認
よくある質問
- Q. RTX 60シリーズを待ったほうがいい?
- A. 2026-09-21時点で公式な発表はなく、報道でも2027年以降とされています。1年以上先の製品を待つより、いま必要な設定で動くGPUを買うほうが現実的です。
- Q. メモリはいつ下がる?
- A. 調査会社の見通しでは2027年も需給が厳しいとされています。過去の高騰期は6〜12ヶ月で反転した例もありますが、今回はAI需要が背景なので同じ動きになる保証はありません。
- Q. マイクラだけならOLEDモニターは必要?
- A. 必要ではありません。144Hzの液晶で足ります。影MODの見栄えを最大にしたい人、暗所の表現にこだわる人向けの選択肢です。
- Q. Switch 2版マインクラフトは今のSwitch版と一緒に遊べる?
- A. 統合版同士なのでクロスプレイの枠組みは同じです。既存Switch版からのアップグレード方法は公式が「後日案内」としています(2026-08-06時点)。
- Q. この記事はいつ更新される?
- A. 月1回を目安に、各社の公式発表と店頭価格調査を確認して更新します。
鯖側の費用はデバイスの値上がりの影響を受けていません。VPSは月2,000円前後のままです(マイクラ向けVPS 4社比較)。 PCを買い替える前に、重いのはPCか鯖かの切り分けを済ませると無駄な出費を避けられます。
出典(いずれも2026-09-21閲覧): AKIBA PC Hotline!「9月前半のメモリ価格」(2026-09-10)・「GeForce RTX 5060 8G VENTUS 2X OC V1」(2026-09-12)、PC Watch「メモリ価格が2.8倍に爆上げ」(2025-12-15)、4Gamer「COMPUTEX 2026会場レポート(ディスプレイ)」(2026-07-02)・入力デバイス新製品ニュース(2026-09-15〜20)、デル・テクノロジーズ公式ブログ「Alienwareの新4Kモニターと560Hzモニター」(2026-09-02)、ロジクール プレスリリース(2026-06-25・09-03)、GAME Watch「Logitech G PLAY 2026」(2026-09-15)、GameSpark「Steam Machine国内販売開始」(2026-06-23)、テクノエッジ「Steam Deck国内再値上げ」(2026-06-01)、GAME Watch「ROG Xbox Ally値上げ」(2026-05-14)、任天堂IR「ゲーム専用機販売実績」(2026年6月末)、Minecraft公式「10月28日にNintendo Switch 2版Minecraftが登場」(2026-08-06)、e☆イヤホン「おすすめのゲーミングヘッドセット特集」(2026-09-17)、ニッチなPCゲーマーの環境構築Z「グラボ、2026年第4四半期にさらに値上げの見込み」(2026-09-07・リーク情報)。