XServer VPSで大型MOD(Forge 1.20.1)のサーバーを立てるなら、8GBプランを選びます。無料の「メモリ無料増設」で12GBまで拡張できます。 手順は、申し込み→SSH接続→Java 17→Forge設置→MOD投入→ポート25565開放の6ステップです。XServer固有の注意点はパケットフィルターで、SSHもMinecraftもここで許可しないと繋がりません。 Forgeの汎用手順はForgeサーバーの立て方と共通です。本記事はXServer VPS側の設定を中心に解説します。
テンプレートではなく「手動構築」を選ぶ理由
XServer VPSにはForge入りのアプリイメージ(テンプレート)もあります。ただし大型MOD構成では、Forgeのバージョンを自分で固定できる手動構築をおすすめします。 MODパックは「Forge 47.x.x指定」のようにバージョンが細かく決まっていることが多いです。テンプレートのバージョンと合わないと、入れ直しになります。
SSHでの手動構築なら、バージョン選定からメモリ割当まですべて自分で決められます。 コマンド操作は必要ですが、この記事の通りに進めれば1時間かからず終わります。 まずはバニラでいい、コマンドは避けたい、という場合はMinecraftテンプレートで立てる方法が向いています。
プランは8GBを基準に選ぶ
XServer VPSの料金・仕様(2026-08-26時点。料金は2026-09-01改定後の税込・36ヶ月契約時の月額)は次の通りです。
| プラン | メモリ(無料増設後) | vCPU | NVMe SSD | 月額(36ヶ月) |
|---|---|---|---|---|
| 4GB | 4GB(→6GB) | 4コア | 150GB | 2,035円 |
| 8GB | 8GB(→12GB) | 6コア | 400GB | 3,850円 |
| 16GB | 16GB(→24GB) | 8コア | 800GB | 8,690円 |
初期費用は0円、データ転送量は無制限です。2GBプランは新規受付を一時停止中です(2026-08-26時点)。 2026年9月1日に料金が改定されるため、本記事は改定後の料金を記載しています。
大型MODパック(100個超)に必要なメモリの目安は8〜12GBです(詳細はメモリ目安の記事)。 8GBプラン+メモリ無料増設(12GB)が大型MODの推奨帯に収まります。 「メモリ無料増設」は、4GB以上のプランでVPSパネルから無料で申請できる公式機能です。申請するとメモリが1.5倍になります(2026-08-26時点)。 8GBプランを4人で割り勘すると、1人あたり月963円です。軽量MOD構成(〜50個)なら4GBプラン(増設6GB)でも動きます。
STEP1: 申し込みとOS選択
公式サイトからXServerアカウントを登録し、そのまま申し込みに進みます。選ぶのは次の3つです。
- プラン: 8GB(前述)
- 契約期間: 長いほど月額が下がります(1〜36ヶ月)
- イメージタイプ: 「OS」タブからUbuntu 24.04を選択する
イメージタイプにはMinecraft系のアプリイメージもあります。手動構築するので、ここでは素のUbuntuを選びます。 画面の案内に沿ってrootパスワードを設定します(SSHキーもここで登録できます)。 支払い(クレジットカード/翌月後払い/プリペイド)を済ませます。 公式の案内では、支払い後最大24時間以内にサーバーアカウントの設定完了メールが届きます(2026-08-26時点)。
STEP2: パケットフィルターを確認してSSH接続
XServer VPSには「パケットフィルター」という接続許可の仕組みがあります。許可していないポートへの通信は届きません。 公式マニュアルも、SSH接続の事前準備として「パケットフィルター設定をONにし、SSHのフィルタールールを追加する」よう案内しています(2026-08-26時点)。
- VPSパネルにログインし、左メニューの「パケットフィルター設定」を開く
- 設定をONにして、フィルタールールにSSH(ポート22)を追加する
- 同じくVPSパネルでサーバーのIPアドレスを控える
あとは手元のPCから接続します(IPは例です)。
ssh root@203.0.113.10
Windowsならコマンドプロンプトのsshコマンドで接続できます(公式マニュアルはTera Term / RLoginでの手順を案内しています)。 申し込み時に設定したrootパスワード(またはSSHキー)でログインできれば成功です。
STEP3: Java 17を入れる
Forge 1.20.1にはJava 17が必要です。Ubuntuなら2行で終わります。
sudo apt update
sudo apt install -y openjdk-17-jre-headless
java -version で17系が表示されれば完了です。
バージョン選定の背景はForgeサーバーの立て方 STEP1にまとめています。
STEP4: Forgeを設置して初回起動
ここはForgeサーバーの立て方のSTEP2〜3と同じ流れです。要点だけ再掲します。
mkdir ~/forge-server && cd ~/forge-server
# 公式サイトからインストーラを取得(1.20.1のRecommended版)
java -jar forge-1.20.1-47.4.10-installer.jar --installServer
初回起動のあと、eula.txtをeula=trueに書き換え、user_jvm_args.txtにメモリ割当を記入します。
メモリ割当の目安は、無料増設済み(12GB)なら-Xmx10G、増設前(8GB)なら-Xmx6Gです。OS用に1〜2GB残します(根拠はメモリ目安の記事)。
サーバーはSSHを切っても動き続けるよう、screenの中で起動します。
sudo apt install -y screen
screen -S mc
./run.sh
Ctrl+A→Dで画面から抜けてもサーバーは動き続けます。screen -r mcでコンソールに戻れます。
STEP5: MODを投入する
手元のPCにあるMODのjarを、scpでmodsフォルダへ転送します(サーバーは停止した状態で)。
scp mods/*.jar root@203.0.113.10:~/forge-server/mods/
前提MODの入れ忘れ、クライアント専用MODの混入など、つまずきやすい箇所はForgeサーバーの立て方 STEP4にまとめた3点と同じです。 数個ずつ入れて起動確認を繰り返してください。
STEP6: ポート25565を開放して接続
最後のポート開放が、XServer VPSで最も多いつまずき箇所です。サーバーが正常に起動していても、パケットフィルターで許可するまで誰も接続できません。 公式のMinecraft向けマニュアルも、ポート25565(TCP/UDP)の開放を必須としています(2026-08-26時点)。
- VPSパネルの「パケットフィルター設定」を開く
- フィルタールールに単一ポート「25565」を追加する(プロトコルはTCP/UDP)
あとはプレイヤー全員が、サーバーと同じForge+MOD構成のクライアントを用意します(配布のコツはForgeサーバーの立て方 STEP5)。 マルチプレイ画面でVPSのIPアドレスを入力すれば接続できます。 入れないときはサーバーに入れない時のチェックリストを上から順に確認します。 XServer VPSの場合、最初に疑うのはパケットフィルターの設定漏れです。
コンソールに友達のログイン通知が流れ始めたら、大型MODサーバーの完成です。 自分が選んだMODの世界が24時間動き続け、友達がいつでも入ってこられます。
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