26.3のサーバーはJava SE 25以上でないと起動しません。ワールド生成の内部構造も大きく変わったため、生成系のデータパックとMODはほぼ確実に修正が必要です。 更新はバックアップ、Java 25の導入、対応確認、検証サーバー、本番の順で進めます。MODサーバーは当面1.20.1/1.21.1のまま運用します。

まず確認: Javaのバージョン

サーバーのバージョン 必要なJava
1.20.1 17
1.21.x 21
26.3 25

複数バージョンのサーバーを同じVPSで運用している場合は、Javaを共存させてスクリプトごとにパスを分けると安全です。

パック形式とデータパックの互換

項目 26.3
データパック形式 121.0
リソースパック形式 97.1
データバージョン 5023

表の値は2026年9月15日の正式版のものです。 形式番号が上がるだけなら、pack.mcmetaの書き換えで済むことが多いです。26.3は形式番号だけでなく、ワールド生成の内部構造が大きく変わっています。

  • configured_featureがfeatureレジストリに統合され、設定をインラインで書く形式に
  • surface_ruleがmaterial_ruleに改名。ブロック状態プロバイダも独立したレジストリに
  • 帯水層(aquifers)と鉱脈(ore_veins)の設定が新しいオブジェクト形式に
  • 密度関数が単精度浮動小数点で評価されるようになった
  • いくつかの生成機能(コーラル・昆布・ネザーの植生など)が別の形式に置き換え

ワールド生成を触るデータパック(カスタムバイオーム・地形・鉱脈)は、ほぼ確実に修正が必要です。 配布サイトで「26.3対応」と明記された版が出るまで、本番には入れないでください。 アイテムやレシピだけのデータパックは影響が小さいものの、/itemの変更(後述)に引っかかることがあります。

コマンドの変更

変更 影響
/itemがスロットソース方式に(fill・override追加) 既存のコマンドブロック・データパックの/itemは書き直しが必要な場合がある
/executeにslots条件 新機能。既存への影響なし
/compute 追加 数値プロバイダを評価する新コマンド
/posteffect 追加 クライアント側のポストエフェクト制御。サーバーからは適用を確認できない
/give・/tick・/unpublish エラーを正しく返すように
看板 カスタムテキストのクリックイベントを自動実行しなくなった

看板のクリックイベントでワープ装置や案内板を動かしているサーバーは、動作確認が必要です。

プラグイン・MODの対応待ち

  • Paper / Spigot / Fabric / NeoForge: 26.3対応版が出るまでは更新しない。リリース直後は不安定なことが多く、1〜2週間待つのが一般的
  • MODサーバー(Forge/NeoForge): 大型MODの中心は1.20.1と1.21.1のままで、26.3対応は個別に待つ必要がある。当面は現行バージョンを維持
  • データパック: 前節のとおり、生成系は修正必須

新要素(ダップルフォレスト・廃キャンプ・藁のベッド)をすぐ遊びたい場合は、本番とは別にバニラの検証サーバーを立てるのが最も安全です。

更新手順

  1. バックアップを取る。ワールドの更新は一方通行で、26.3で開いたワールドは26.2以前に戻せない
  2. VPSにJava 25を導入し、起動スクリプトを更新する
  3. データパック・プラグイン・MODの26.3対応を確認する。未対応が1つでもあれば待つ
  4. 検証サーバーでワールドのコピーを開き、既存の装置・コマンドブロック・看板を動作確認する
  5. 問題がなければ本番を更新する。参加者全員のクライアントも26.3にする

新バイオームと廃キャンプは、新しく生成されるチャンクにしか出ません。 既存ワールドで楽しむなら、未探索エリアを残しておくか、ワールドボーダーを段階的に広げます。

スペック面の変化

26.3のサーバー要件は26.2とほぼ同じです。落ち葉パーティクルの増加はクライアント側の負荷で、サーバーのメモリ・CPU要件に大きな変化はありません。 プランの目安は有名MOD別の推奨スペック早見表、バニラ鯖の考え方はMODサーバーに必要なメモリ量にまとめています。

Official site

検証サーバーは時間課金で数時間だけ立てると費用を抑えられます。本番のワールドを壊さずに26.3を試せます

【ConoHa for GAME】マルチプレイがかんたんにすぐ遊べるゲームサーバー

プラン価格は公式サイトで要確認(2026-08-22時点の表記)

よくある質問

Q. Java 25はどこで入手できる?
A. Adoptium(Eclipse Temurin)の公式サイトから無料で入手できます。UbuntuとWindowsの手順はJava 25の入れ方にまとめています。
Q. 1.21.11から一気に26.3へ上げても問題ない?
A. 動きます。ただし間に26.1・26.2の変更(名札のクラフト、サルファーキューブ等)も一度に入ります。大きく飛ぶ場合は、中間バージョンで一度ワールドを開くと安全です。
Q. 更新して困ったら戻せる?
A. 戻せません。バックアップから復元するしかないので、手順1のバックアップは必ず取ってください。
Q. MOD鯖はいつ26.3にできる?
A. 入れているMODすべてが26.3に対応してからです。大型MODは数ヶ月〜年単位で遅れることもあるため、当面は1.20.1/1.21.1のまま運用するのが現実的です。

Java 25の導入とバックアップの2つを先に済ませておけば、更新当日に慌てることはありません。 更新内容の全体像は26.3「Wilderness Bound」徹底解説、モブ数の調整はサーバーのモブ数を制御する設定にまとめています。

26.4のスナップショットではserver.propertiesに3項目が追加されています。先に知っておくなら26.4スナップショット1の変更点へ。

MODを入れているサーバーは、使っているMOD全部が26.3に対応してから上げます。対応の現状は26.3対応MODの状況にまとめました。

上げる価値の判断材料は最新アップデート総まとめを参照してください。