Forgeサーバーが落ちた原因は、サーバーフォルダ内のcrash-reportsに記録されています(なければlogs/latest.logの末尾)。 全文を読む必要はなく、Description:の行と最後のCaused by:の2箇所を見れば原因が分かります。 起動失敗の大半は、前提MOD不足、クライアント専用MODの混入、Javaバージョン違い、メモリ不足の4パターンです。

クラッシュレポートの場所

MODを入れ替えて起動すると、コンソールが赤い文字を出して落ちることがあります。 MODを抜き差しする前に、まず原因が書いてある場所を開きます。

  • crash-reportsフォルダ: サーバーフォルダ直下にあります。crash-2026-08-26_21.30.15-server.txtのような日時付きファイルのうち、いちばん新しいものが今回のレポートです
  • logs/latest.log: 起動のごく初期に失敗するとcrash-reportsにファイルが生成されません。その場合はlatest.logの末尾にエラーが記録されています

どちらもメモ帳で開けます。文字化けする場合は文字コードをUTF-8にして開き直してください。

読むべき2箇所(DescriptionとCaused by)

レポートは長いですが、構造は決まっています。

  1. 冒頭のDescription: … クラッシュの種類の要約
  2. その下のエラー本文(スタックトレース) … プログラムの呼び出し履歴
  3. Caused by: … 原因の連鎖。複数ある場合は下にあるものほど根本原因に近い
  4. 末尾のMod Listなど … 環境情報

読み方は次のとおりです。

  • Description:で種類を確認する
  • 最後のCaused by:の1〜2行を読む。MOD名やクラス名が出ていれば、そのMODが原因
  • 分からなければ、最後のCaused by:の行をそのまま検索する

Caused by:にMODのパッケージ名(例 com.example.somemod.〜)が含まれていれば、そのMODが直接の原因です。 以下、起動失敗の4大パターンに当てはめます。

パターン①: 前提MODが足りない

エラー画面やログに次の文言が出ていたら、前提MOD(依存MOD)の不足です。

Missing or unsupported mandatory dependencies

この表示には、足りないMOD名(Mod ID)、要求しているMOD(Requested by)、要求バージョンが書かれています(出典: WiseHosting - How to Diagnose Minecraft Server Crashes、2026-08-26時点)。

解決方法

  • 表示されたMod IDをCurseForge/Modrinthで検索し、サーバーのMinecraftバージョンとForgeバージョンに合う版をmodsに追加する
  • 不足が複数あることも多いので、表示は最後までスクロールして全部拾う
  • ライブラリ系MODを消したら別のMODが落ちた場合も、このパターンです。前提MODは使う側とセットで管理します

パターン②: クライアント専用MODが混ざっている

Attempted to load class net/minecraft/client/... for invalid dist DEDICATED_SERVER

このエラーの意味は、クライアント専用の内部クラス(net/minecraft/client/)を専用サーバー(DEDICATED_SERVER)で読み込もうとして失敗した、です。 影MOD・ミニマップ・UI改善系など、クライアント専用MODをサーバーのmodsに入れたときに出ます (出典: Forge Forums - invalid dist DEDICATED_SERVER、2026-08-26時点)。

解決方法

  • Caused by:の周辺や直前のログに出ているMOD名を、サーバー側のmodsからだけ取り除く(クライアント側には残してよい)
  • MOD名が出ていない場合は、配布ページに「Client side only」と書かれているMODを外す

パターン③: Javaバージョンが合っていない

java.lang.UnsupportedClassVersionError

このエラーの意味は、入っているJavaがサーバーの要求より古い、です。 has been compiled by a more recent version of the Java Runtimeという文が続きます。

Minecraftバージョン 必要なJava
〜1.16.5 Java 8以上
1.17〜1.17.1 Java 16以上
1.18〜1.20.4 Java 17以上
1.20.5〜 Java 21以上

(出典: Minecraft Wiki - Tutorial:Update Java、2026-08-26時点)

解決方法

  • 表に合うJavaをインストールし、起動スクリプトがそのJavaを使うようにする
  • 古いForge(1.16.5以前)を新しいJavaで動かして落ちる場合もあります。エラーにJavaのバージョン番号が出ていたら、まずこの表と突き合わせてください

パターン④: メモリ不足

java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space

このエラーは起動直後だけでなく、しばらく遊んでから落ちる形でも出ます。 -Xmxでの割当変更を含む対処はOutOfMemoryErrorで落ちる時の対処と増設の目安にまとめました。 構成ごとの必要量の目安はMODサーバーのメモリは何GB必要?を参照してください。

レポートで特定できない時の切り分け手順

Caused by:を読んでも原因のMODが分からない場合は、MODを半分ずつ外して絞り込みます。

  1. modsの中身を別フォルダに全部退避し、空の状態で起動する。ここで落ちるならMODではなくForge/Java/メモリの問題
  2. 退避したMODの半分を戻して起動する
  3. 起動したら残り半分に原因がある。落ちたら今戻した半分に原因がある
  4. 原因側をさらに半分に割って繰り返す。50個でも6回程度で1個に絞れる

コンソールにDone (x.xxxs)!が出て、自分のワールドに入り直せたら復旧完了です。 特定したMODは、バージョン更新か代替MODへの置き換えで対処します。

よくある質問(FAQ)

Q. crash-reportsフォルダ自体がないときは?

クラッシュレポートの生成前(起動の最初期)に失敗しています。 logs/latest.logの末尾を読みます。latest.logも無ければ、起動コンソールに直接出ているエラーを読みます。 パターン③(Javaバージョン)ではレポートが生成されないことが多いです。

Q. クライアント側のクラッシュも同じ読み方でいい?

同じです。クライアントではcrash-〜-client.txtが、ゲームフォルダ(.minecraft)側のcrash-reportsに生成されます。 Description:と最後のCaused by:を見る手順は共通です。

Q. 読んでも分からない時、人に聞くときは何を伝えればいい?

レポートの全文を貼ります。抜粋だと根本原因のCaused by:が切れていることが多く、回答者も特定できません。 共有サービス(gist等)に全文を貼り、ForgeとMinecraftのバージョン、直前にした操作(MODの追加や更新)を添えて質問します。

次に読む: